こどもの発熱
子どもでは一般的に38.0度以上が発熱となります。
6か月未満のお子さまはこもり熱の可能性もあるので38度以上の場合は一枚衣服を脱がせて30分以上空けて再度測定することもおすすめします。熱は体の免疫の反応であり、高熱を出すことで病原体とたたかっています。そのため急いで熱を下げる必要はありません。熱の高さと病気の重さは必ずしも関係ありません。2〜3日熱は続くが自然に下がることがほとんどです。

発熱の原因

発熱の原因は感染症がほとんどですが、熱中症やこもり熱などの場合や自己免疫性疾患など特殊な場合もあります。
熱が出てすぐの場合は原因が分かりにくい場合がありますが、発熱があれば一度医療機関を受診することをおすすめします。
高熱だけが原因で脳の障害は起きません。
幼児で39度以上の発熱は珍しいことではありません。
脳の障害の原因となる髄膜炎や脳炎は、何度も吐く、ぐったりして反応が悪いなどの症状を伴います。

解熱剤について

▪︎解熱剤には病気を治す効果はありません
一時的に(約4〜5時間)熱を少し下げるだけです。
▪︎解熱剤にけいれんの予防効果はありません
熱が高くても元気なら、解熱剤を慌てて使う必要はありません。
高熱でつらく水分がとれない・眠れないなどの場合に使いましょう。
▪︎6時間以上の間隔をあけ、1日3回くらいを目安に
※生後6ヶ月未満では原則解熱剤は使いません。

受診の目安

熱が出ても、比較的元気で水分もとれるようなら、夜中や休日に緊急受診する必要はありません。

すぐに受診

  • 3か月未満児で 38度以上の発熱がある
  • ぐったりして顔色が悪い
  • 呼びかけてもぼんやりしている(眠ってばかりいる)
  • 何度も嘔吐する
  • 水分がとれず、半日以上尿が出ない
  • 初めてけいれんした
  • 診療時間内に受診

    元気でも発熱が4日以上続いている場合は熱の原因検索が必要な場合が多いです。

    おうちケアのポイント

    こまめな水分補給と温度調節が大切
  • 熱をこまめに測りましょう(一般的に朝低く夜高い)。
  • 朝熱が下がっても、午後から再び発熱することが多いので、午前中に病院を受診しましょう。
  • 元気があれば、ぬるめのお湯で短時間の入浴は可能です。
  • 水分補給はこまめに取りましょう。
  • 熱の出はじめは、寒気がして震えるので保温を。
  • 手足が熱く顔も真っ赤になってきたら薄着にし、できれば首や脇の下、足の付け根を冷やしましょう。
  • よくある質問

    夜間でも受診するべき症状は?
    ぐったりして意識が朦朧としている場合、初めてけいれんが起きた場合など、急激な体調の悪化が見られたらすぐに受診した方がいいでしょう。
    高熱でも眠れているときは無理に夜間受診する必要はなく、翌朝受診で問題ないことがほとんどです。
    発熱時はお風呂に入って大丈夫ですか?
    元気であれば、軽めの入浴なら問題ありません。長時間の入浴は避けましょう。
    入浴しない場合は、温かいおしぼりで体を拭いてあげるのもおすすめです。
    水分が取れているかの目安は?
    水分を摂っても吐いてしまう、半日以上尿が出ない、唇が乾いている、尿の量が明らかに少ないなどの症状がある場合は脱水症状が出ている可能性があるため、早めに受診してください。
    解熱後どれくらいで登園・登校していいですか?
    解熱後24時間以上経過し、元気にいつも通りの食事が取れていれば登園・登校して大丈夫でしょう。